kotoきもの Diary

着物生活の記録❁

鬼滅の刃-禰豆子- 【麻の葉模様について】

市松模様のまとめをしながら写真を見ていて気付きましたが…こちらは禰津子でした!炭治郎柄の着物を着て禰津子柄のバッグを持つ。知らず知らずのうちに流行りにのっていたようです。

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ということで、今回はこちらの「麻の葉模様」についてまとめていきます。

 

麻の葉模様とは

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禰豆子の着物の六角形の幾何学文様が麻の葉模様です。着物や帯、長襦袢、子供の産着、家紋などに広く使われています。

 

麻の葉模様の由来

麻の葉模様は平安時代から仏像などに使われてきました。植物をモチーフにしたのではなく、元々使われていた模様が後に麻の葉に似ていることから麻の葉模様と呼ばれるようになりました。江戸時代には歌舞伎役者の女形として活躍していた岩井半四郎が麻の葉模様の衣装を着たことから当時流行しました。

 

麻の葉模様の意味

麻は生命力がとても強く、まっすぐに育つことから麻の葉柄には子供の健やかな成長の願いが込められています。また、魔除けの意味を持つ三角形が集まってできた六角形はより強力な魔除けの力があるとも考えられました。死亡率の高かった昔は子供が産まれたら、少しでも元気に育ってほしいという願いを込めて麻の葉柄の産着を着せる習慣がありました。

 

麻の葉模様の着物の季節

麻は夏の植物で夏の衣類に用いられますが、麻野は模様は 季節を問わず通年で着用できます。

 

おわりに

品物の持つイメージなどから縁起の良いもの、悪いものとして贈り物のマナーに注意することはよくあります。それに加えておめでたい意味や特別な願いを込めた柄を贈り物に取り入れると、より一層素敵なプレゼントとなりそうですね。

 

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