kotoきもの Diary

着物生活の記録❁

鬼滅の刃ー煉獄ー 【火焔文様について】

昨日「鬼滅の刃」公式ポータルサイトにてキャラクターの節分お面が公開されました。2021年 2月2日の節分までの期間で公開されています。お気に入りのキャラクターで鬼にも鬼を追い払う側にもなれちゃいますね。

キャラクターの中には、無限列車で大活躍した煉獄杏寿郎もいました!私は先日やっと映画を見に行ったのですが、強く優しくまっすぐな煉獄さんに涙が溢れました。

 

今回は、煉獄さんの着物の柄「火焔文様」についてです。

 

火焔文様とは

火焔文は燃え上がる炎をかたどった文様です。

 

火焔文様の由来

火に対する信仰は古くから世界各地にみられます。古代社会では崇拝の対象にしたり、宗教儀式に用いてきました。縄文土器にも炎が多用されており、火焔型土器と呼ばれています。

 (出典:日本遺産 火焔型土器 – 「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化 (kaen-heritage.com))

 

火焔文様の意味

人々の煩悩を鎮めたり、災いを払ったりする呪術的な意味があります。

※呪術とは「超自然的な存在や神秘的なぞんざいに働きかけ、願望をかなえようとする行為」

 

火焔文様の着物

炎は一定の形にとどまらないことから、人間の喜怒哀楽や生命力を表現するのに適しており、歌舞伎の衣装としてよく用いられます。実生活で火焔文の着物を身に着ける方は少ないかもしれません。

 

おわりに

煉獄杏寿郎の煩悩を鎮め戦いに挑む姿、淡々としていながらも熱い心を持ちブレない芯の強さはまさに火焔文様がぴったりの人柄ですね。

火焔文様は普段着の着物ではあまり見ることができないので、歌舞伎を観に行くときには特に注目したい柄です。

 

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