琉球王国建国記念の日
2月1日は沖縄県観光事業協同組合が制定した、琉球王国建設記念の日。
1425年2月1日に中国・明王朝が尚巴志を琉球国王として認定したとする書籍が残るのを、琉球王国が対外的に認定された日として記念する。
琉球王国は1425年から450年余り続き、その後沖縄になりました。今日はその琉球王国の民族衣装である「琉装」についてです。
琉装とは
沖縄の方言で「ウチナー(沖縄)スガイ(姿)」と呼ばれます。琉球王国時代の身分制度は王家、一般士族、庶民に大別され、その身分や階級によって色、柄模様、布地の種類が使い分けられていました。琉装体験などでよく目にする紅型の衣装は王族婦女子の礼服でした。そのためとても華やかな衣装となっています。士族婦女は絣や上布を、庶民は植物繊維の芭蕉布を着用していました。
琉装の特徴
亜熱帯の気候に合わせ通気性の良い構造になっています。
・袖は和服のような袋状ではなく、広袖で筒状になっている。
・袖口の裏地は見えることを前提に鮮やかな見栄えのする色が使われている。
・身幅はゆったりした縫い方で、着るとぽってりとした見た目になる。
・帯を使用せず腰ひもだけで着るウシンチースタイルが主流。
沖縄以外では見ることがないウチナースガイ。和装と似ているようで、暑い沖縄で快適に過ごすための様々な工夫がされています。体感温度はどのくらい違うのでしょうか。沖縄旅行の際は琉装で沖縄の歴史ある街並みを楽しんでみたいものです。